気高く優美な「見た目」とともに、馥郁たる香りで人々を魅了する花の女王薔薇はギリシャ神話の「美の女神」アフロディーテ(ビーナス)が海から誕生したとき、大地の神も女神の美に負けない美しい花を生み出したという伝説があります。
今では品種改良によって色も形も様々なものがありますが、見た目を重視した改良によって昔に比べると香りのない薔薇が多くなったといわれています。
観賞用の薔薇とちがい、アロマテラピーで用いられるバラは、花特有の香りをもつ品種が用いられています。
中でもブルガリアンローズ(学名Rose damascene)から抽出されるオイルはローズオットーといわれ、精油の女王と言われています。
某化粧品メーカーの香料にも使われているローズセントフォリアはローズアブソリュートと言われています。
オットーが水蒸気蒸留法で抽出されるのに対し、アブソリュートは石油系の溶剤を使って抽出されますのでアロマテラピーではあまり使いません。
香りもさることながらバラの精油の効果はすばらしいものがあります。
精神面では、心を安定させ、女性としての自身を与えてくれます。
身体面では女性特有の生理不順や更年期障害などのトラブル解消をはじめ、毛細血管を刺激し心臓を強壮する働きを持っています。
古代ローマ人は宴会の時、花びらを床にまき散らしました。これは二日酔いを防止するためにしたようですが、毒素の浄化には効果があるようです。
人工香料の技術は進化し、より本物に近い香りを作ることができるようになりましたが、薔薇の場合、600種類以上の成分から構成されているので、近いものはできてもとても自然の造詣には及びません。
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そう言われればホントにこのごろのバラはあまり香りがしませんね。私が子供の頃庭に咲いていたバラは見かけはさほど綺麗ではありませんでしたが、とてもよい香りがしていました。なつかしい・・
精油で思い出の香りを手に入れられるでしょうか。
投稿情報: ごん | 2006年12 月10日 (日) 00:15