植物と動物の一番大きな違い、それは言葉が表すように、動くか、動かないかにあります。
動物は、自分に適した環境に移動することができますが、植物は一度そこに根を張ってしまえば、その環境がどんなに苛酷なものであっても動くことができません。
菌が多くはびこるところでは、菌を死滅させる物質(フィトンチッド)を発散させ、虫に食われないよう虫の嫌がる臭いを出し、傷を修復するため樹液を出します。
一方、種の保存のため、種を遠くに運んでもらえるよう、甘い果実で鳥たちを誘い、受粉を手伝ってもらうために、甘い蜜で虫たちを誘います。
植物は周りの環境に合うように進化してきました。そして、生命を脅かす幾多の困難から命を守り、種を保存するため、様々なものを自ら生み出します。
それが、植物が何千年にもわたって生き続ける力なのです。
食料はもちろん衣類、住居、生きることのすべてにおいて、古代から人は植物の恩恵を受け、生き永らえてきました。
残念ながら、近代社会で生きる私たちは、植物の力を利用することがだんだん下手になってしまいました。
科学の発達は劇的に人の生活を変えていきました。それはいいことでもありますが、そのスピードがあまりにも速すぎるため、そのしわ寄せが体や心に現れるようになっていまいました。
21世紀を生きる私たちは、もっと植物を理解し、上手に利用できるよう学び直さなくてはなりません。
私の場合は植物の香りを使ったアロマテラピーでしたが、人によっては、このサイトでも人気の高かった野菜であり、また天然素材の衣類や建築資材に関心を持つ人もいるでしょう。
人それぞれ興味のある分野は違っても目指すものを同じだと思います。
お肌の10秒チェックで冷え・疲れもわかる (スキンケア ハンドブックもれなく プレゼント!)
コメント