日本人の清潔志向は年を経るごとに高まっているようで、
クイックアンケートのお題でも3人に2人の方は『毎日シャンプー派』と答えておられます。
時はさかのぼり平安王朝、丈なす黒髪は美人の象徴であり、
高貴な生まれの女性の髪は2メートル以上もあったそうです。
髪を洗うことは一日がかりの大仕事でした。
髪に命が宿っていると考えられていた時代のことゆえ、洗髪の日は陰陽師によって占われ、
吉日を選んで一年に一回という、現代人にはおよそ考えられない頻度でした。
髪のにおい消すためにお香を焚いた枕を用いていたそうです。
また、髪の艶を出すために、椿油や米のとぎ汁をつけ、柘植の櫛で丁寧に梳かしていました。
現代に戻って…
シャンプーにも植物から抽出されたオイルが配合されているものが出回っています。
よく目にするのがカミツレ配合のもの。
「カミツレ」とはローマンカモミールの和名です。
キク科の植物でカモミールの語源は「地面のリンゴ」という意味のギリシャ語に由来しており、
熟したリンゴのような芳香があります。
ハーブティーとしても親しまれていますが、ハーブティーに用いられているのはジャーマンカモミールです。
肌のトラブルに対して期待できる精油のひとつで、肌の浄化を促してくれます。
頭脂過剰による毛穴のつまりやそのためにおこる抜け毛の予防にはサイプレスがお勧めです。
この精油は皮脂のバランスを整える作用があり、どちらかというと脂性肌向き。
セルライトの改善にも一役買うことから、ダイエットの精油としても定評があります。
他にもイランイラン、ローズマリーなどが美髪の精油として挙げられます。
超簡単な使い方として、ヘアミストがお勧めです。
精製水30ml:精油6滴ぐらいを目安にしてください。
アトマイザー容器は100円ショップでも売っています。
精油は水とは混ざらないので、使う前にはよく振ってからスプレーしてください。
本格的なケアをお考えの方は、
ホホバオイル5ml:精油2滴のマッサージオイルでスカルプマッサージが良いのでは。
スカルプマッサージについては次回ご紹介しましょう。
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