ヨーロッパを旅された方は、しばしば赤いゼラニウムが窓辺を飾る光景を目にされたのではないかと思います。中世のヨーロッパ人はゼラニウムには悪霊を家に寄せ付けない力があると信じ、家の周りにこの植物を植えていたようです。
「ゼラニウム」はとてもたくましい植物で、我が家のプランターでも年がら年中赤い花を咲かせています。一般的に園芸用のゼラニウムは「フウロソウ属」の植物で、精油抽出に用いられる「ゼラニウム」とは別の植物です。
「ゼラニウム」はくさいと言われる方は、きっと園芸用の「ゼラニウム」のことを指しておられるのだと思いますが、アロマテラピーで使われるのは「テンジクアオイ属」の植物で園芸店では「センテッド(匂い)ゼラニウム」という名前で売られています。
その香りはバラをさらに甘くしたような香りです。それもそのはずゼラニウムはバラの香りを特徴づけるゲラニオール(アルコール類)を多く含んでいます。
ゼラニウムの精油を一言で言うと、美と健康と願う女性の応援隊長。
ゼラニウムはホルモン系の働きを正常にする効果があると言われており、PMS(月経前緊張症)、月経困難症から更年期障害まで女性特有のトラブルを改善してくれます。
またリンパ系の働きを刺激し、体液の滞留を改善するので、むくみにも効果を発揮します。
知らないうちにできた打ち身による青あざにはキャリアオイルで希釈したこの精油を塗布すると早く消えます。
体に対する作用もさることながら、ゼラニウムは肌を浄化し、美肌のための精油でもあります。乾燥肌から脂性肌まですべての肌タイプの人に適していて、健やかな肌づくりを補ってくれます。
精油の中でもフローラ系の精油はバラやネロリなど高価な精油もあり、手ごろな価格のものはあまり多くないのですが、ゼラニウムは2500円前後と手ごろな精油です。
ゼラニウムのもうひとつの活用法としては「虫除け」です。これからのシーズン夏祭りや花火大会など夜に野外に出かける機会も多いと思いますが、そんなときゼラニウムの「虫除けミスト」をもって出かけるといいですよ。
【虫除けミストの作り方】
〈用意するもの〉
容量30mlぐらいのアトマイザー容器(100円均一で売っているものでよい)
精製水(なければミネラルウォーターでよい)
ゼラニウムの精油
〈作り方〉
水30mlが入った容器に精油を12滴(2%)を入れる
よく振って使う(精油は水と混ざらない 時間をおくと分離してくるので、使う前に必ず振って使う)
1週間を目安に使い切る
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私もゼラニウムの香りをよい香りとは思っていなかったので、ゼラニウムの香りがバラをさらに甘くした匂いだとは驚きです。それに女性にさまざまな良い効能を与えてくれるんですね。値段も安い・・・
いいこと尽くめのゼラニウム。これから積極的に活用したい精油NO.1かな♪
投稿情報: ごん | 2007年7 月29日 (日) 22:19