ある著名なパヒューマー(香水調香士)は、朝・昼・夜と時間の経過によって変わっていく自分の体臭を嗅ぎ分けることができるそうです。
以前のブログでお話しましたが、自分の体臭を嗅ぎ分けることは超難関なことであり、まして時間の経過による微妙な匂いを嗅ぎ分けられるのは天賦の才能です。
パヒューマーを仕事として選ぶ人々は生まれながら持っている嗅覚能力に加え、香りを選別するトレーニングを行っています。
他の器官と同じように嗅覚も訓練によって識別能力を上げることができるのです。
凡人の私でも自分の体臭に違いに気付くことがあります。
心身ともに疲労困憊(こんぱい)しているとき、頭のてっぺんから、「りかちゃん人形」の匂い(セルロイドのような匂い)がします。
ストレスを感じると副腎皮質から抗ストレスホルモンが分泌され、脳内ではアドレナリン・ノルアドレナリンといった感情に深く関与している脳内ホルモンが放出されます。
私の体臭の変化もこれらの物質によってもたらさせるのではないかと思っています。
ストレスと体臭の関係を科学的・医学的に調べると面白い相関関係があるのではと思うのですが、残念ながら私は医師でも科学者でもないので、学術的に研究することはできません。
もしどなたかお知り合いにそんな研究されている方がおられましたが、ぜひご紹介ください。
一過性の体臭の変化とは別に病気特有の体臭(口臭)があり、一昔前の医者は患者の体臭で病気を言い当てたといいます。
糖尿病患者の口臭はフルーツのようなあまい匂いがします。
肝臓病の患者はハムスター小屋のような匂い(アンモニア臭)がします。
アンモニア臭は肝臓病患者だけでなく、疲れで肝機能や消化器官の機能が低下しているときも同じような匂いがします。
体臭、口臭、汗の匂いなどは健康のバロメーターです。
自分の体臭はなかなか感知できませんが、家族の体臭の変化を健康管理に役立ててみてはいかがでしょう。
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癌患者を嗅ぎ当てるワンちゃんもいますよね。やはり何か特殊な匂いがするんでしょう。
ちなみに我が家のワンは鼻炎なのか、鼻があまり利かないようです(^^;
投稿情報: ごん | 2007年8 月 3日 (金) 23:10