【清拭(体を拭くこと)・褥創(じょくそう、床ずれ)】
入浴が困難な場合、汗や老廃物によってバクテリアが繁殖し、皮膚炎の原因となります。
肌を清潔に保つために、清拭はこまめに行う必要があります。
このとき精油を使うと、香りはもとより皮膚の消毒にもなります。
★清拭用のタオルの作り方…お湯を張った洗面器に精油を1~2滴加え、その中で清拭用のタオルを絞る。
同じ体位で長時間過ごすと、血行が悪くなり、褥創の原因となります。こまめに体位交換することが基本ですが、清拭の際、リンパ節に向かって拭くことで血行促進につながります。基本的に足・腕は心臓に遠い方から近い方へ、胴部は正中線(体の縦中心)から外側へ
お薦めの精油…ティートリー、ラベンダー、ジュニパー、ローズマリー、レモン、オレンジ、ベルガモット、ペパーミントなど
【部分浴】
お風呂は身体を生活にするというだけでなく、癒しの側面があります。風呂好きの日本人にとって入浴の習慣は切っても切れないものです。全身浴が困難な場合、足浴、手浴という方法があります。
仰臥位・座位が多いと足がむくみがちですので、足浴はとても喜ばれます。
そのとき一緒に手先・足先のマッサージをすると、脳の活性にも効果があります。
フットバスも市販されていますが、バケツやたらいでも十分できます。
方法は「湯を張った器に精油を1~2滴垂らす」と実に簡単なことですが、香りが蒸気となって立ち上るので、芳香浴も同時に楽しむことができ癒されます。
お薦めの精油…ラベンダー、ティートリー、ベルガモット、オレンジ、サイプレス、マージョラム、ジュニパー、ローズマリー、レモン、オレンジ、ベルガモット、ペパーミントなど
香りを使うことで高齢者のQOLの向上だけでなく、介護者のストレスを軽減できると思います。育児と違って高齢者介護には終わりがなく、誰にも避けることができないのが現実です。
介護を楽にする工夫はいろいろあると思いますが、そのひとつとして、香りを取り入れてみてはいかがでしょう。
※QOL…Quality of life(クオリティ・オブ・ライフ)の略で「生活の質」
お肌の10秒チェックで冷え・疲れもわかる (スキンケア ハンドブックもれなく プレゼント!)
高齢社会のアロマ、とても参考になりました。
今後、親の介護が必須となるでしょうから、この情報はプリントアウトしました☆
将来、介護をしなくてはならなくなったとき用です^^;
投稿情報: ごん | 2007年10 月25日 (木) 21:11