日本で生産される精油は皆無といっていいぐらいで、日本だけでなく先進国で使われている精油の原料となる植物の多くは東南アジア、中近東などの後進国で栽培されています。
100%植物から抽出されたものだけがエッセンシャルオイル(精油)と名乗ることができ、人工香料を使ったものはフレグランスオイル、ポプリオイルなどの表記がされています。
精油には健康増進や美容に一定の効果があるものが多くありますが、輸入品目は医薬品でも化粧品でもありません。
日本では雑貨として輸入されていますので、人体に対する安全性を保障する検査体制は完璧ではありません。
残念ながら、香りが似通った安価なオイルが混合されているものや、人工香料が添加されているものも精油として市場に出回っています。
人工香料を悪者にするつもりはありませんが、天然香料・人工香料それぞれに役割があります。
現在市場に出回っている香水は人工香料が主流です。
食品、衣料品に限らず、すべての商品には品質を示すものとして表示がついています。
アロマテラピーに適した精油を見分けるための目安として、アロマテラピーに関わる企業・個人で組織されている日本最大規模の団体である、「(社)日本アロマ環境協会」が表示の基準を設けていますのでご紹介します。
1、ブランド名
2、品名…「ラベンダー」「オレンジ」など植物の名前(通称)が記載されていること
3、学名…植物名ではなく、学名が記載されていること
例)ラベンダーの学名は「Lavandula augustifolia」もしくは「Lavandula officinalis」
4、抽出部位…同じ植物でも抽出部位によって作用が異なる
5、抽出方法…抽出方法によって精油成分が異なる
多くの精油は水蒸気蒸留法、圧搾法、溶剤抽出法のいずれかで抽出される
6、原産国…生息する産地によって品質が異なる精油がある
7、内容量
8、発売元または輸入元
の8項目です。
そして香崎が提唱する9番目の目安は…
同じ品目の精油でもブランドやロットによって香りは異なります。
テスターの置いてあるお店で自分の鼻で確認することは、表示よりも大事な選択肢です。
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