薬がなかった時代、私たちの遠い祖先は、自然の中での学びと経験によって、どの植物が病気に対して効き目があるかを探りあて治療に活かしてきました。そうして得た知恵と経験を何世代にも渡って受け継ぎ、植物療法を確立していきました。その知恵が西洋にはアロマテラピーやハーブティーとして、東洋には漢方薬として残されています。
時が進み、化学技術の発展は植物をお手本に人工薬を作る知恵を人間に授けました。それが、現代私たちがお世話になっている薬の起源です。
薬はある症状、熱を下げる、痛みをとるといったことに対して、ピンポイントで効果を発揮するので、当初「魔法の弾丸」と言われていました。「魔法の弾丸」を前にして、即効性のない植物療法が太刀打ちできるはずはなく、次第に植物療法は医療の第一線から置き去りにされることとなりました。
時はめぐり、1970年代にアメリカで広まったヒューマンポテンシャル運動は自然回帰を呼び起こし、再び植物療法が脚光を浴びるようになりました。同じ頃、日本ではサリドマイドを始めとする薬害が次から次に起こり、薬に対する不信感は生薬や漢方薬を見直すきっかけとなりました。
植物療法は民族性や発祥の歴史によってそれぞれの道を歩んできました。東洋の植物療法の代表は漢方薬です。漢方薬は陰陽五行思想に基づき体系されており、このおはなしを始めると長く~なりますので、また別に機会にするとして…
西洋に目を向けると、アロマテラピーの発祥の地であるフランスでは、医師の管理下ではありますが、精油の服用が治療に用いられるなど、医療としての地位を確立しています(ちなみに日本でも一部の医師が精油の服用を医療現場に取り入れています)
アロマテラピートリートメント発祥のイギリスでは治療よりも美容の場で用いられることが多いようです。
ドイツではハーブティーが主流で、漢方薬のように「良薬口に苦し」の目的で、美味しさより、健康のために飲まれています。
何事においても合理的なアメリカではお茶を楽しむ感覚で美味しいハーブティーが好まれています。また健康オタクでサプリメント大好き人間ですので、ハーブサプリメントも盛んなようです。
どれだけ時代が変わっても植物療法が近代医学にとって変わる時代が再び巡ってこないのは確かなことですが、「魔法の弾丸」が及ぼす副作用を考えるとき、予防医学の点では植物療法の需要はこれから高まっていきます。再び「植物の力が人類を救う」時代がそう遠くない時期にやって来そうです。
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植物療法、大賛成です!!
根拠はないのですが、人工薬は身体に合わないような気がします。身体が欲しがらないというか・・・
香水も精油のものに変えてからは、人工のものを身にまとうとつらく感じるほどです。
香崎さんに出会ってから、アロマの世界にどんどんはまっていく私です☆
投稿情報: ごん | 2007年5 月 3日 (木) 21:20
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投稿情報: 65g컵 정지선 | 2013年3 月26日 (火) 08:02