社会環境、生活習慣の変化に伴い、病気の質が「うつる病気」から「つくる病気」に変わってきました。
医療技術の向上は人間の寿命を格段に延ばしましたが、医療は高騰し、このままでは近い将来、医療保険制度の破綻が心配されています。
先進国では病気の治療だけでなく、病気の予防に注目が集まっています。
日本でも厚生労働省は「健康日本21」をスローガンに予防医学に力を入れています。
健康日本21
インドのアユール・ヴェーターや中医学などの伝統医学や、アロマをはじめマッサージや薬草などの民間療法も代替療法・補完療法として、治療目的に用いられるようになってきました。
90年代にアロマは「ストレスにいい」というのでブームになり、その後、香りがもつ薬理的効果や心理的効果の研究が進むにつれ、香りを楽しむといった個人の趣味から、医療現場で治療を目的として取り入れられるようになりました。
特にストレスと関連のある皮膚科や産婦人の分野でアロマを積極的に取り入れている医師も多くおられます。
また、整骨院・鍼灸院でもこれまでの手技に加え、アロマをプラスしているところも多く見られるようになりました。エステ業界も例外ではありません。
医療・治療の分野から癒しの世界までアロマの領域が広がることはとても喜ばしいことですが、個人が趣味として楽しむ範囲を超えて、健康増進に役立てるためにはそれなりに知識が必要です。
現在使われている薬の多くは植物をお手本にしてできたというお話を以前にさせていただきましたが、精油に中には薬として使われている成分を含有しているものが多くあります。
アロマの仕事をはじめるには資格はいりません。資格はその人のスキルを裏付けるものですが、アロマの場合は国家資格や開業資格ではないので、もしあなたが明日からアロマテラピストと名乗っても誰からも文句をいわれないのです。
気軽にはじめられるようですが、サービスを受ける側にとってはある意味怖いことです。
資格を持っているからよし、ないからダメと一概に決め付けられませんが、第三者が客観的に評価できるものとして、アロマの団体が資格制度を設けています。
アロマの領域はこれからますます広がっていきます。もしアロマに関するお仕事をお考えなら、民間資格でも取得されることをお勧めします。
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