「漢方の原理を美肌にも」ということで漢方薬に使われている植物由来の原料を使った化粧品も見かけるようになり、エステサロンでも東洋思想をコンセプトにしたメニューを打ち出すなど、自然派志向の美肌作りに注目があつまっています。
植物を使った化粧法の歴史は古く、かのクレオパトラはことのほかバラ風呂がお気に入りだったようです。
エレガントな香りだけでなく、バラは美肌に対して「効果絶大!」ではありますが、「価格も高い!」
バラのエキスを配合した化粧品は数多くありますが、どの種類のエキスがどの程度配合されているのか???(バラの魅力)
バラの効果には劣りますが、同じような効果をもつ精油としてゼラニウムがあります。ラベンダーやローマンカモミールも最適です。ローマンカモミールは和名のカミツレという名称でスキンケアやヘアケアに使われています。
お花から取れる精油は女性を綺麗(きれい)にしてくれます。
ゼラニウムはシミとりにもよく、セラピストはシミに直接すり込むこともあります。私も試しました。完全に消えませんでしたが、かなり薄くなりました。(ゼラニウム)
※精油は原則原液塗布してはいけないので、お試しになる方は個人の責任でお願いします。
そして次によく登場するのが、ローズマリー。
晩年になって若々しい体を取り戻したという逸話がある、ハンガリーのエリザベート王女にちなんで「若返りの水」ともいわれる「ハンガリアンウォーター」はローズマリーをベースに数種類の薬草が配合されていたそうです。(ラベンダーとローズマリー)
他にも代表的なものとしては
肌の乾燥⇒サンダルウッド、乳香
収れん・ひきしめ⇒パチュリー、サイプレス、ジュニパー
にきび・吹き出物⇒ティートリー、
アレルギー⇒ジャーマン(ブルー)カモミール、
日本では精油は原液を直接塗布してはいけないとされています。
キャリアオイル(ホホバオイルなど)で希釈して、マッサージオイルとして、フローラルウォーターに入れて化粧水として利用することが基本です。(精油の副産物)
※ボディに比べてお顔の肌はデリケートですので、精油の濃度は1%以下にしてください。
今お使いの化粧品に精油を入れて使うこともできるのでしょうが、化粧品も化学成分、精油も化学成分。配合することでどのような化学反応を起こすかわからないので、お薦めはできません。
アロマのスキンケアは植物や鉱物を由来とする天然の基材を使います。
次回アロマ化粧品の作り方を紹介します。
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